あついあつい
今週のお題「暑すぎる」
まさに 暑い!がテーマになった絵本です。
暑い 暑い夏、どうやって涼みましょう☺️
あついあつい
垂石眞子さく
福音館書店
○あらすじ紹介○
ひかげだ ひかげだ ああすずしいと涼んでいると、
だあれ わたしの ひかげで すずんでいるのは と注意されてしまいます。
日陰になる動物がどんどん大きくなり…みんなが入れる大きな日陰がない
…涼しくなれる場所は見つかるのでしょうか?
○我が家の読みかた○
寒くても暑くても、外へ外へ 出たがるのが子どもの性なのでしょうか。
暑い暑い、日陰で涼もう。
地面を触ってごらん。日向と日陰、地面の温度が全然ちがうよ。
(←言葉を教えようと必死)
だあれ ママの日陰にはいっているのは!
ママだって暑いのよ。すずしいところを探そうよ。
暑い中、日陰を探して歩いた日々が懐かしい。
今や、
暑い暑い マックシェイクで涼もうよ …美味しい涼しさをねだられる日々です。
じゃあじゃあびりびり
じゃあじゃあびりびり
まつい のりこ
偕成社
○あらすじ紹介○
いぬ わん わんわんわん
ふみきり かんかんかんかん
○我が家の読みかた○
身近なモノ+擬音の組合せ
0歳の長男は、これ 知ってる!知ってる!!と言わんばかりに、じぃと見入っていました。
絵本のレビューのように、この絵本で大笑い!大好き!!とはいきませんでしたが…そのかわり飽きることなく、何年も読んできました。
ひらがな を覚えると自分で読めることが嬉しくて、母と子で一緒に声にだして読んでみたり…
ウチの子にはハマらなかったかな…?と思っても後から面白さが伝わることがあります。是非ぜひ長く、そばに置いてあげてください( ´ ▽ ` )
赤ちゃんだった長男に、あなたの周りには沢山の音があるよ と思いを込めて読んだ一冊です。
じごくのそうべえ
今週のお題「怖い話」
夏といえば怪談話。死後の世界 のドキドキするお話です。
じごくのそうべえ
たじま ゆきひこ作
童心社
○あらすじ紹介○
とざい とうざい。
かるわざしの そうべえ。
いっせい いちだいの かるわざでござい。
かるわざ(綱渡り)に失敗して死んでしまった そうべえ。
今日は運悪く「死者が多い日」。
仕事に疲れた閻魔大王が、そうべえ他3人は地獄行き!他は極楽行き!と大雑把に運命を決めてしまいます。
地獄には世にも恐ろしい○○地獄が 待ち構えています。
そうべえ達はどうなってしまうのでしょうか。
こちらの絵本は上方落語・地獄八景が元になっています。
ドキドキする恐ろしさ、ふふっと笑ってしまう描写、なるほど!と思う知恵。お話しって面白い〜と思うエッセンスがぎゅぎゅっと詰まっています。
初版1978年。子どもの時に読んだ方いらっしゃいますか?!
○我が家の読みかた○
閻魔大王の「じょうはりのかがみ」には、今までやった悪いことが全部映ってしまうそうです。
流行りの唐揚げ屋さんでお惣菜を買った帰り道。
あまりにいい香りで、1個ずつ試食。美味しい!!
もう1個食べたい
でも夕飯がなくなっちゃう
でも…………家族全員 唐揚げの魅力に負けました。車の中で食べちゃおう!
長男:ちゃんと「頂きます」しよう
家族:頂きます!
全員:美味しい〜♡♡♡
長男:閻魔大王、楽しそうだなって見ているかな
ママ:夕飯のおかず 車で食べちゃったらダメだもんね。
でもさ、閻魔大王にこの唐揚げあげたらさ、美味しすぎて極楽にいかせてくれるよ
長男:そうだね。魂になったら、また唐揚げ屋さんに並ぼうか。
絵本の世界は、子どもにとっては日常の延長なのだと思います。会話に絵本のスパイスを。私は絵本のそういうところが 面白くて好きです。
でんしゃはうたう
でんしゃはうたう
三宮麻由子さく
みねお みつ絵
福音館書店
○あらすじ紹介○
聞いたことがない擬音のオンパレード。えぇ?!戸惑いながらも 電車になりきって読むと小鉄は目を輝かせて大喜び!
○我が家の読みかた○
電車 がたんごとん、踏切 かんかんかん 定番の擬音だけど、電車に乗っている時に聴こえる音は、もっと多様で絵本のタイトルの通り 歌をうたうように豊かなのかもしれない。
作者の三宮麻由子さんは4歳の時に病気で失明。
音の世界で生きてきた三宮さんの本を、難聴の長男が大喜びで読んでいる。不思議な運命を感じます^ ^
対象年齢3歳から、電車好きなら2歳くらいから楽しめます。
でんしゃはうたう の創作エピソード
好書好日
王さまと九人のきょうだい
王さまと九人のきょうだい
君島久子訳
赤羽末吉絵
岩波書店
○あらすじ紹介○
歳をとった夫婦が授かった九人の兄弟。
名前はそれぞれ
1 ちからもち
2くいしんぼう
3 はらいっぱい
4 ぶってくれ
5 ながすね
6 さむがりや
7 あつがりや
8 切ってくれ
9 みずくぐり
と、なんとも個性的!
それぞれの持ち味を生かして、わるい王さまに挑みます。
中国に伝わる痛快な物語です。
○我が家の読みかた○
4歳頃から、挿絵の少ない昔話を読めるようになってきた長男。
昔話に興味津々です。
私は「日本むかしばなし」のアニメを見ていたので、当たり前のように昔話に触れていたのですが、残念ながら昔話のアニメがなくなってしまったんですね。
アニメがない分、絵本で いろいろな物語に触れられるといいな と思います。
王さまと九人の兄弟 は購入してから何度も「よんで!」と持ってきた絵本。
withコロナ、猛暑の夏 窮屈なお家時間の味方になってくれた絵本です。
むしを たべる くさ
今週のお題「怖い話」
植物は食べられるばかりではなく…実は虫を食べる強者も…!
怖〜い?!植物の絵本です。
むしを たべる くさ
渡邉弘晴 写真
伊知地英信 文
ポピラ社
○あらすじ紹介○
イモムシは葉っぱを食べ、チョウは花の蜜を吸う。
植物は虫の食べ物…? いえいえ、虫を食べる植物もいるんです。
パクっと虫をはさんで捕らえる「ワナ式」、ねばねばで虫を逃がさない「ネバネバ式」、甘い匂いで誘って落とす「落とし穴式」。 虫の捕らえ方、植物自身の姿 それぞれ個性豊かです。
表紙の写真のイメージのまま、中の写真も迫力があります。
小さな虫になったつもりで、ドキドキしてみませんか?!
○我が家の読みかた○
子ども園に迎えに行くと、長男が植物図鑑(小学館の図鑑NEO)を開いたまま、大事そうに持ってきました。
ママ、虫を食べる草がいるんだって…
まわりにいた子も集まっていて、みんな興味深々。
図鑑の文章が少し難しかったため、まずは「むしをたべるくさ」から読んでみました。
もう、わぁわぁきゃあきゃあ大喜び
植物好き、危険生物好きには たまらない一冊のようです。
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ここからは難聴のお話
ろう学校の乳幼児教室で教えてもらった、子どもへの声かけのコツ
お母さんが教えたいことより『子どもが興味があること』を話してあげてね
興味がないことは頭に入りにくいよ
本当にそうだと思います。でも、教えたいこと
いっっっっぱいあるんですよ!
子どもが虫を見ているのに、花について話して、案の定 子どもは覚えていなくて…ガッカリ。そんな経験が沢山あります。
興味がないことは、長男きいてないし、覚えてないんですよ…
それと反対に、興味があることに関しては吸収も早いし、知りたいという思いから 関連知識も身につきます。
むしをたべるくさ
を読んで
ハエトリクサは虫を捕まえても、飲みこめない!
どうやって栄養を吸収するのかな
実は小さな穴が沢山あいていて、チューチュー
吸っているのかな
ハエトリクサを見たい!
どこに生えているの?
北アメリカってどこ?
今週のお題「怖い話」
長男が興味がない時に、「栄養を吸収するしくみ」や「世界地図」を見せても、全く頭に入らなかったと思います。
興味があることから ひろげる
その大切さを、実感しています。